
「ザ・ラストヒーロー~ヘラクレスの掟~」出演メンバー・鶴田亮介さんが「犯罪症候群」に登場!
“厳しすぎるオーディション番組”として、東海テレビ他で放送している「ザ・ラストヒーロー~ヘラクレスの掟~」。当番組のメンバー・鶴田亮介さんが「犯罪症候群」の第6話より出演。男児誘拐事件を発端に、壮絶な復讐の物語が展開していく中、犯人グループのひとり、梶を演じます。撮影初日に意気込みを語ってもらいました。
- 「オトナの土ドラ」では、「真昼の悪魔」に続いての出演になるとか。
- 前作では店員役を演じさせてもらいました。今回は前作以上に大きな役をいただいた上、犯罪者というインパクトのある設定なので、より演技力が必要だと思っています。プレッシャーを感じつつ、こういう気持ちに打ち勝たないと役者としてやっていけないので、覚悟を決めて演じたいと思います。
- 「犯罪症候群」をご覧になっての感想は?
- 緻密に計算された世界観だと思いました。一つの事件が解決しても、それが次の事件に繋がっていたり、事件の犯人や黒幕を逮捕しても、次の事件を起こす者がさらに強敵だったり。玉山さんを始め、キャストの皆さんの演技も魅力的で、飽きる瞬間がありません。その作品に自分が出るということが最初はイメージできなくて。『玉山(鉄二)さんとドラマの中で対峙するんだよな…。どうしよ!』と焦ったりしていました(笑)。
- 悪役を演じる感想は?
- これまでの僕の人生で関わりのない世界の話なので、まず犯罪者の気持ちってどんなものか考えるところから始めたんです。梶は幼い子供を誘拐してしまいます。梶の心境を想像しようと思ったんですが、そんな重大な事件を起こす人間の心理が思いつかなくて。犯罪者を題材にしたいろいろな作品を見つつ、『万引きをする人間ってどんなんだろう?』『詐欺をする人間の気持ちって?』と、どんどん大きな犯罪を起こす人間の心理を追い、梶の気持ちを作っていきました。
- 梶をどんな人物と捉えていますか?
- 言うなれば、無計画な若者の典型というか。非常に軽はずみな思いで、ノリだけで、『誘拐、できるんじゃねえ?』と犯罪に加担してしまった男だと思います。その軽薄さを、演じる上での取っ掛かりにしました。そんなに深刻に考えず、何かすることって誰にでもあると思うんです。役作りではいつも、『こういう思いなら自分の中にもある』というところを探し、役に近づいていくんです。
- 「ザ・ラストヒーロー~ヘラクレスの掟~」では様々なことにチャレンジしているとのこと。演じる上で役立っていますか?
- はい、それはもちろん。『ザ・ラストヒーロー』では演出家の佐藤徹也さんにご指導いただき、物事をちゃんと意識しての“嘘のない芝居”を教えてもらっています。自分にとってはそれが芝居の基礎。今回も犯罪者でない僕が、罪を犯す者の気持ちをしっかりと想像して、その上でセリフを吐くという作業は『ザ・ラストヒーロー』で学んだことです。
- 実際、撮影しての感想は?
- 現場に来るまで相当シュミレーションしましたが、実際、共演者の方がいてお芝居すると違いますね(笑)。なかなか自分の思い通りにならないこともありましたが、『ザ・ラストヒーロー』の仲間に協力してもらい、自分なりに準備してきたものがあるので、それを頼りに演じました。
- 「ザ・ラストヒーロー~ヘラクレスの掟~」のメンバーの皆さんの協力とは?
- ものすごく応援してくれたんです。自分のことのように。今、名古屋で共同生活を送っていて、皆がセリフの練習に付き合ってくれたり、相談に乗ってくれたりしました。だからこそ、何としても結果を残したいんです。
- 改めて意気込みを聞かせてください。
- こんなチャンス二度と来ないんじゃないか、との思いを持ってこの現場に来ました。作品の大きさ、玉山さんを始め豪華な出演者の皆さん…。自分の人生をかけるくらいの気持ちで梶を演じ、それがまた次に繋がるように、また名古屋でやっている劇団の活動に反映できるように頑張ります。
- 今後の目標は?
- 僕は何としても役者になりたくて、多くの方に自分の芝居を見てもらいたいです。そこで感動を始め、多少なりでも人の心を動かせるものを届けていきたいです。これまで舞台への出演が多かったのですが、こうして映像作品にも出させていただいたので、いろいろなジャンルのお芝居をして、エンターテイナーとしてさらに活躍の場を広げていきたいですし、役者としてもっともっと大きな存在になれるよう精進していきます。
「犯罪症候群」の現場では、自分の出番でないシーンをモニター越しに凝視していた鶴田さん。その表情から、演じることへの熱い思いが伝わってきました。鶴田さんの熱演にご期待下さい!